埼玉県 花陽浴 純米吟醸 山田錦 ~バランス良く花陽浴らしく~

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしでしょうか。私は朝から静岡県の三島方面へ、ドライブに行ってきました。天気はうす曇りで時折青空も見え、天気予報が良い意味で裏切ってくれました。

ドライブ途中で寄ったランチは清水町にある「中むら」さんで「生牡蠣ポン酢と牡蠣フライと刺身盛り定食」を頂きました。

生牡蠣&牡蠣フライがとにかく絶品でした。このクオリティで1100円はあり得ないですね。

さて、そんな牡蠣ランチを満喫した週末に頂いている一本はこちら

「花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。花陽浴は今年2本目ですね。前回は八反錦の純米大吟醸を先月頂いています。今回は純米吟醸の山田錦をいただきます。花陽浴の純吟山田は2年前に4合瓶で頂いていますね。その時のブログを見返すとなんとなく「イチゴっぽさ」のような味わいを印象に残しています。

さて今回は一升瓶を迎えて味わいたいと思います。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとうっすら爽やかなパインやピーチのような華やかさ。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から滑らかにベリーのような柔らかく果実味溢れる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。久々の花陽浴純吟の山田錦。おぉ~、やはりさすが花陽浴!甘味は控え目な感じですがバランスいいですね。スッキリとした味わいの中にイチゴやベリーのような甘爽やかさが広がります。

2日目になると香りは甘爽やかなパインにややストロベリーっぽさも。口に含むと、ややトロリとした飲み口からまろやかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ、やはり2日目もまるでベリーのような甘味。スッキリとした中にまろやか、かつ爽やかに突出した甘味。変に味が崩れることなく甘美な甘味と余韻の心地よい苦酸味でバランス良く纏まっていますね。少し温度が上がるとキャッチーなクリーミーさも。

3日目はお休肝日

4日目になるとパインのような爽やかさ。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から滑らかにギュッと凝縮されたミルクキャンディーやイチゴキャラメルのような甘旨味。余韻はスッキリとした軽快な苦酸味で程よくキレていきます。含み香にややイチゴやベリーのような爽やかさも。

一日休暇日を挟んでここまで変化するなんて驚きです。日を追うごとに甘旨味が乗ってくる感じで明日以降も楽しみです。

5日目になると、香りはピーチやパイン、リンゴのような甘爽やかさ。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から柔らかくもやや大きく広がる甘旨味に微弱な酸味。余韻は程よい苦酸味でやや長めにキレていきます。いやぁやはりバランスいいですねぇ。時折余韻の苦味と若干のベタ付きがきになるものの花陽浴らしい甘味を感じさせつつ、大きく崩れることなく味わいを保っています。

6日目になると、ピーチやシロップのような軽やかな甘爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口からやや硬さのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。ん~、今日はどことなく硬さを感じさせる印象。バランスが悪い訳ではないのですが、冷蔵庫から出したばかりなのか、もう少し柔らかいニュアンスを感じたいですね。余韻のケミカルっぽさもやや目立つかな。

7日目は所用の為、飲めず。

8日目になると香りはイチゴやあっさりとしたパイン。口に含むと、ややトロリとした飲み口から柔らかく膨らむ甘味と程よい旨味。余韻はスッキリとした苦味で、やや甘味を感じさせつつキレていきます。花陽浴らしい甘味に旨味が乗ってきた感じですね~。少し余韻の苦酸味が大きく感じさせることもありますが、いいバランスを保っていますね。

今日は偶然購入できた馬ハラミの刺身と頂いています。

馬ハラミの刺身、これ旨ぁ~!メチャクチャ滑らかで柔らかい肉感のある味わい。単純に脂が乗っている訳では無く、生の馬肉の旨味を存分に味わえますね。いやぁヤベェ~なんだろこの花陽浴との食べ合わせ。非常にキケンですね。

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埼玉県 南陽醸造 花陽浴 無濾過生原酒 純米吟醸 山田錦

アルコール分 16度

原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)

精米歩合 55% 山田錦100%使用

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いやぁ、今年の花陽浴 純吟 山田錦の生酒一升瓶をおよそ一週間かけて楽しませてもらいました。先月の八反錦の純大ほどジューシー感はありませんでしたが、花陽浴らしい甘味を感じさせつつ、バランスよく纏まっている感じでした。含み香なんかはやはりイチゴっぽい印象かな。

どうもごちそうさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

追記

今年もコロナ渦の影響か家呑み需要に拍車がかかっている為か、この日本酒を販売している某酒店では、この銘柄に対して奪い合いの小競り合い?が客同士であったそうです。ちょっと想像しただけでも「怖っ!」て思っちゃいました。その無駄にアツくなる行為が酒蔵、酒販店、その他一般客にどのような影響を及ぼし、自身がその想像力の及ばない愚行はいかに浅はかであることを推して知るべしかと感じさせられました。