広島県 天寳一 山田錦 純米吟醸 生攻め ~生攻めコスパに完敗~

みなさまこんばんは。いかがおすごしでしょうか。週の始まり月曜日ですね。明日は建国記念の日でお休みの方も多いのではないでしょうか。月曜日に休肝日にしている方は私を含めて飲んでいる方も多いかもしれませんね。

さて、本日の一本はこちら

広島県 「天寳一 山田錦 純米吟醸 Attack 生攻め」です。

こちらはよく行く酒屋さんで購入しました。広島県の天寳一はこのブログでは初めてですかね。ラベルが中央がワインレッドで薄く天寳一と縦書きで書かれてあり、白く横文字で「Attack」縦に「攻め」とあります。なかなかオシャレなラベルですね。

この日本酒の面白いところは”中汲み以外の部分を瓶詰め”したお酒とのこと。よく「中取り」や「中汲み」なんてお酒はちょこちょこ目にするのですが、それ以外を瓶詰めしたお酒ってけっこう珍しいですね。

そんな珍しい一本、さっそくいただきましょう。

香りは穏やかながら、爽やかな青リンゴのような吟醸香がうっすら漂います。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から程よい甘旨味に微弱な酸味。余韻に青リンゴっぽい含み香を感じさせつつ微弱な苦酸味でスッキリとキレていきます。

いやー、スッキリしつつバランスいいですねー。スッキリしている中に甘旨味が軽快にクリアーに膨らみ踊るようなイメージ。飲み心地も程よく柔らかく、余韻も爽やかでついつい盃が進んでしまいます。

2日目になると香りはほんのうっすら吟醸香。口に含むとスッキリとした口当たりから旨味がひょこっと滑らかに顔を出したと思ったら、爽やかな柑橘系の余韻を感じさせ瞬く間に消えていき、微弱な苦酸味が少し続きます。爽やかな中に滑らかでややまろやかな旨味と鋭いキレ。

いやー、2日目もスイスイ飲めてしまいますね。まろやかさとシャープさと爽やかな柑橘系の微弱な苦酸味のバランスがなんともいえません。

もしこのお酒で何か合わせるとしたら、マグロの赤身やアジのお刺身、イナダとかのお刺身かな。少し温度を上げたらおでんや鍋物も良さそう。

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広島県 天寳一 山田錦 純米吟醸 生攻め 原料米 山田錦100%使用

原材料名 米(広島県産)米麹(広島県産米)

精米歩合 麹米50%  掛米55%

アルコール分 16度

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いやー、この味わいには正直完敗です。中取り以外の部分でこの味わいと4合瓶価格で税抜き1000円という驚愕のコストパフォーマンス。”純米吟醸、生酒、山田錦100%”というスペックが、この価格でいただけるのってちょっと反則じゃないかな?これ本当に隠れた名コスパ酒(ちなみにこの中汲みを酒屋さんで試飲させてもらったけど、断然こちらの方が好みでした)

味わい価格ともにかなり”攻め”ている一本。これはおすすめです。

どうもごちそうさまでした。