三重県 酒屋 八兵衛 十五夜 純米酒 2019BY ~穏やかに寄り添う一杯~

みなさまこんばんは。今年10月初めての火曜日いかがお過ごしでしょうか。一日一日と秋向かっている感じですね。台風14号が若干気になりますが、大きな被害が無いことを願います。

さて、本日の一本はこちら

三重県 「酒屋 八兵衛 十五夜 純米酒」です。

こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。酒屋 八兵衛は今年無濾過生酒を頂いていますね。今回はひやおろしに分類される十五夜という純米酒です。個人的に酒屋さんで売っていれば自然に手に取ってしまう一本の八兵衛。何なんですかね。変に派手さは無いものの安心して頂ける具合。

では、さっそくいただきましょう。

香りは仄かに青い果実のよう。口に含むとややトロリとした飲み口からまろやかにやや艶やかさを感じさせる甘旨味。余韻は程よい長さの苦辛さでスッキリとキレていきます。旨味のノリがいいですね。まろやかな円熟味を帯びつつも、爽やかな軽快さも持ち合わせつつ、嫌みやストレス無くナチュラルに盃を進ませてくれます。

2日目になると香りはややメロンぽさからキャラメルチック。口に含むとトロスッキリとした飲み口からまろやかに広がる甘旨味。余韻にバナナのような芳醇な香りを感じさせつつもスッキリとした苦酸味でややドライに程よく爽やかにキレていきます。

もし、この日本酒に合わせるかとしたら、おでんや出汁の利いた大根やつみれ、昆布巻きなんかを合わせたくなりました。

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アルコール分 : 16度

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)

米品種 : 五百万石・伊勢錦

精米歩合 : 65%

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裏ラベルには

田圃は黄金に色付き、夜風が涼しくなる頃、中秋の満月を盃の酒に映し、豊富な秋の食材とともに。1回火入れ生詰めによる膨らみのある味わいをお楽しみください。

とあります。

いやぁ、今回も八兵衛美味しく頂きました。ひやおろしらしい旨味とコクがバランス良く広がり、まさに出汁料理と合わせたくなる食中酒でした。初秋から晩秋にかけて、もしどこかの居酒屋さんでこの日本酒に出会えたならば、内心の嬉しさをを隠しつつチョイスしたい一本かと思いました。

どうもごちそうさまでした。