山形県 十四代 純米吟醸 槽垂れ 原酒 生酒 ~フレッシュな新酒を新年に~
みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしだったでしょうか。早いもので今年も年が明け2週間近く過ぎてしまいました。年明けの仕事も本格的にスタートし忙しい日々を送っている人も多いかと思います。
そんな中、私は先週の土曜日に沼津の三津の方へ行ってきました。
長浜城跡というところへ行ってきたのですが青い空の下、内浦湾越しに眺める富士山が美しかったです。
さてそんな綺麗な景色を堪能しつつ、今年の年明けからちびちびと頂いている一本がこちら
「十四代 槽垂れ原酒 生酒」です。こちらは程ほどに行く酒屋さんで購入してきました。十四代の槽垂れ原酒は久々ですね。前回はおよそ4年程前に頂いています。その際ラベルに赤い角新印がありましたが今回はありませんね。
ちなみに4年前の槽垂れ↓
なぜ無くなったかは分かりませんが、この所謂「角新」。これは本丸一本に絞ろうと思ったのですかね。まぁ、角新と言えば本丸の新酒生酒ですよね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとフワリと香る青リンゴにラフランスっぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口から極微細に繊細な酸味に凜としたお淑やかな甘旨味。余韻はスッキリと爽やかな苦味と繊細な酸味で程よくキレていきます。おーやはりこの甘味お淑やかと思わせておきながらグワッとボディ膨らんできましたね。2~3杯飲み進めていくと酸味はあまり感じなくなってきますね。膨らむ甘味と旨味が絶妙にバランスをとっているかのよう。あぁこりゃ面白いっすね。飲んでいると甘味がスルスルととれていくような感じで甘味より旨味を感じさせるように。単純にわかりやすく小手先のフレッシュな酸味を出してくるのではなくて、新酒の旨味をストレートに出しているかのよう。
お刺身6点盛りと頂きます
お~こりゃ旨いっすね。マグロや炙りサーモンと良くあいますね。
2日目になると香りは穏やかに極うっすらと青リンゴのような爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした口当たりから滑らかにクリアーさを感じさせる甘旨司味に極微弱な酸味。余韻はスッキリとした苦酸味スッとナチュラルにキレていきます。おぉ~昨日よりも甘味が抑えられクリアーさも感じさせるようになりいいですね。あぁ~、旨いっすね。クリアーな旨味の膨らみ方が柔和で心地良いですね。まさに艶やかな流麗さ。
3日目お休み
4日目になると香りは穏やかに極うっすらとミルキーな爽やかさ。口に含むとやや穏やかな口当たりから爽やかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦味でスッとキレていきます。おぉ!こりゃ旨味乗ってきましたね。新酒のフレッシュさに旨味のバランス感。何だろ?この旨味のエレガンスなエキス感。やはりどちらかというと甘めなんだけどエキゾチックなフレッシュさ。ほとんど酸味を感じさせずに、この味わいを表出させるのはさすがですね。
5日目になると香りはややエステルっぽさ。口に含むとトロスッとした飲み口から穏やかに広がる甘旨味。余韻はスッとキレの良い軽快な苦味。いやぁさすがに5日目になると厳しいかなぁ。ちょっと余韻の苦味が前に出てくる場面も。もちろん旨味は旨味で艶やかさを感じさせる面もあるんですがね。
6日目になると香りはやや青りんごのような爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から艶やかにクリアーな甘旨味。余韻はスッキリとした、苦味でスッとキレていきます。おぉ!ちょっとバランス感出てきましたね。甘味よりも旨味にやや重点を置きつつ、余韻はスッキリとしたキレの良さ。
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十四代 槽垂れ 原酒 生酒
原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 : 50%
原料米 : 国産米100%使用
アルコール分 : 15度
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久々に槽垂れを飲ませて頂いたのですが、今回はちょっと造りに難儀したのではないかと思わせる味わいでした。昨年の猛暑の影響もあり一筋縄ではいかなかったのではないかと思います。なかなか厳しい状況は続くと思いますが、やはりいつまでも日本酒十四代であって欲しいと思います。
どうもごちそうさまでした。
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