福島県 廣戸川 純米大吟醸 ~この瑞々しき甘味とバランス感~

みなさまこんばんは。8月最後の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。早いもので8月もあと一週間切りましたね。

さて、そんな8月最後の日曜日に頂いている一本がこちら

廣戸川 純米大吟醸です。こちらはお盆前に福島県へ行った際に購入してきた一本です。年々年を重ねるごとに人気が高まる廣戸川。このブログでも時々取り上げますが、特に廣戸川のにごりなどになると入荷直後から特約店の店頭から秒で無くなる勢いだったりしますね。

さて今回はそんな廣戸川のハイスペックな純米大吟醸。どんな味わいか楽しみですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは穏やか。極うっすらと繊細な爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から、柔らかくもやや硬さの残る甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。まだ一杯目。一杯目らしい硬さのある味わい。硬さはあるもののバランス良く余韻にかけて、やや煌びやかな片鱗を見せつける様相。クリアーに軽やかさも感じさせてくれます。2~3杯程飲み進めていくと、香りはスッと繊細なメロンのよう。口に含むと、柔和な口当たりからバランス良く広がる甘旨味。余韻は爽やかな苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ、杯を重ねていくごとに味わいのグレードがランクアップしていくかのようですね(笑)

アテは宮城県産の真鯛のお刺身と頂きます。

あぁ~こんな感じなのねぇ~。いやいやなんとも。この鮮度よくやや淡泊な旨味を感じさせる真鯛では物足りないですね。これだったら真鯛よりも、中トロあたりで合せたいところですね。

2日目になると、香りは穏やか。極うっすらと繊細な爽やかさ。口に含むと柔らかな口当たりから、クリアーかつ滑らかにバランス良く膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした爽やかに心地の良い苦味でキレていきます。あぁ2日目も旨いっすねぇ。この甘味の表出具合が優しく柔らかく柔和な味わい。最後の方になると甘味と瑞々しさあふれる煌びやかさと気品さえをも感じさせてくれます。

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廣戸川 純米大吟醸

原材料 : 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 : 45%

アルコール分 : 15%

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やはり廣戸川純米大吟醸だけあって旨いっすね!この味わいが3000円以下なんてちょっと驚きですね。こんなに魅力的な味わいならば、飛露喜の純米大吟醸のように箱入りにしてみても良さそうですね。箱入りにすることで飛露喜は購入出来ずとも、こっちの廣戸川なら特約店の地酒店に行けば置いてあるのでギフトにするにもピッタリかと。てゆーか、いずれこの純大さえも店頭から姿を消し去ってしまうことさえも危惧してしまうくらい人気と味わいを楽しませてもらいました。

どうもごちそうさまでした。