熊本県 九曜正宗 純米酒 ～フレッシュさと香りとバランスの良さと～
みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域は朝から終日雨模様でした。昨日はとても良い秋晴れが広がっていたのですがね。
さて本日の一本はこちら
九曜正宗 純米酒です。こちらは極まれに行く酒屋さんで購入してきました。九曜正宗はお初ですね。この九曜正宗は熊本酵母の協会９号酵母を所有する熊本県酒造研究所がリリースした一本。香露の新ブランドですね。上品な果実香が印象的な９号酵母ですが、こちらはどんな味わいか楽しみですね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとほんのりミルキーさにマスカットっぽさが入り混じるよう。口に含むと、ややトロリとした飲み口から程よく広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でキレていきます。おぉ～こんな味わいね！開けたての花冷えなんで、やや硬さがあるも悪くないっすね。少し堅めの味わいから上品な旨味が蕩けだし、余韻は爽やかなマスカットっぽさのある含み香。薄っぺらさもなくバランス良く爽やかな印象を持たせてくれます。
アテはヒラマサのお刺身と頂きます。
プリプリな食感にやや淡泊な味わいのヒラマサに九曜正宗を流し込むと旨味の部分ではマッチするものの余韻の爽やかさがちょっと鼻につく感じかな。良くも悪くもこの香りがちょっと引っかかる感じね。
２日目になると香りはミルキーなマスカットぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口からバランスよく膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。２日目も良い感じですね。少しだけ硬さ、というか水の影響なのかな？ちょっと独特なミネラル感の中にある甘爽やかさが心地良いっすね。少し温度が上がってくるとメロンっぽさも感じさせてくれます。
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九曜正宗 純米酒
原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 : 65%
アルコール分 : 14%
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まぁ大きなインパクトはないっすね。でもこのしっとりとした低重心なジューシーさは魅力的です。アッパーからくるものでなくダウナーから押し上げてくるような爽やかさ。９号酵母らしい爽やかさとキレの良さで火入れ純米酒ながらも単体でもスイスイと頂けますね。逆に食中酒とするならちょっと香りが邪魔する感じもあるかなぁ。まぁまた機会があったら頂いてみたいですね。
どうもごちそうさまでした。