長野県 鼎 限定大吟醸 ~この大吟醸のコスパ力~

みなさまこんばんは。11月初日の日曜日いかがお過ごしでしょうか。私は日中伊豆方面へドライブに出かけていました。時折富士山が見えたのですが、まだ山頂付近は積雪が少ない感じですかね。

さて、そんな伊豆方面からのドライブ後の夜に頂いている本日の一本はこちら

長野県 鼎(かなえ) 限定大吟醸 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。鼎は昨年の5月に夏酒を飲んで以来ですね。鼎に関しては一定以上の美味しさを感じさせるお酒として認識しているのですが、今回たまたま年一限定の大吟醸酒があったので購入してみました。鼎は純米吟醸クラスのお酒がメインですが、今回購入した鼎の限定大吟醸は、出品酒の荒走りと責めの中取りに近しい部分をブレンドしたお酒だそうです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと青いウリや早熟なメロンのような香り。口に含むとトロリとした飲み口から柔らかくも立体的に広がる甘旨味とコク。含み香りに青リンゴっぽさを感じさせ余韻にメリハリのある苦辛味でドライにスッキリとやや長めにキレていきます。2~3杯目になるとウリっぽさにやや甘さを感じさせる香り。トロリとした旨味がバランスよく口の中に広がります。余韻はやや苦味を伴いサッとキレていく感じ。うーん、なるほど。まろやかな甘旨味が心地よく広がります。甘垂れしないよう余韻の苦味がしっかり利いている感じ。飲み進めていくとまろやかさの中にクリアーさもでてきてスッキリと軽快なニュアンスも感じさせますね。

2日目になると香りは昨日よりもウリっぽさが弱まりやや爽やかにメロンのような香り。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から綺麗にバランス良く広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛酸味でやや余韻長めにじんわりとキレていきます。含み香りはスッと抜ける爽やかな青リンゴのよう。旨味の広がりが綺麗でいいですね。旨味の綺麗さと含み香の爽やかさが絶妙にクロスオーバーするバランス感。最後の方になるとややクリアーな酸味も感じられ、よりスッキリと爽やかな味わいが前面に出てくるように感じられます。

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長野県 鼎(かなえ)限定大吟醸

原材料 : 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール

精米歩合 : 40%

アルコール分 : 15%

日本酒度 : +3

酸度 : 1.3

原料米 : 山田錦 100%使用

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いやぁ、旨い一本ですね。さすが磨き40%の大吟醸。初日はやや旨味にボディ感があるかなぁ、と思ったのですが、2日目にはスッキリとまろやかにバランス良く頂けました。翻ってこの味わいの大吟醸の4合瓶が\2000円という容赦ない飲み手想いの破格値。見かけたら手が伸びない訳がない一本かと思いました。

どうもごちそうさまでした。