福井県 飛鳥井 特別純米 新酒 しぼりたて ～フレッシュに繊細なバランス感～
みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。明日は天皇誕生日の祝日でお休みの方も多いのではないでしょうか。
さて、そんな休日前に頂いている一本がこちら
「福井県 飛鳥井 特別純米 しぼりたて R4BY」 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。
さぁ昨年あたりからじわりじわりときている飛鳥井です。都内の有名地酒屋さんではちょいちょいと見かけるようになってきた銘柄。個人的にも手に取ってみようかなと気になっていた一本。この新酒を買うにあたってお店の店主にお話しを伺ってみると
「この飛鳥井の新酒、出来いいっすよ。ここの蔵は石高も50石くらいでほとんど出回らない感じですけどね」
とのこと。
ちょっと調べてみると、この丹生酒造は1716年の創業で福井の中でも最も古い酒蔵だそうです。2015年に蔵元杜氏の旦那さんを無くした高橋裕子さんと妹の嶋田明美さんが蔵元を再建することとなったそうです。蔵を再建するにあたって県内の大野市から井尾光洋さんが杜氏として入ってくれたそうです。
そんな福井の小さな蔵が醸す新酒、どんな味わいでしょうか。
では、さっそくいただきましょう。
香りは凜とした穏やかさの中にうすら爽やかな青リンゴやミント、仄かなミルキーさ。口に含むとややトロスッキリとした飲み口からフレッシュにバランス良く広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。
おぉ～！こりゃ旨いっすね！繊細なフレッシュさがバランス良く心地よく広がっていきますね！初めの一杯目からも味わいのポテンシャルの高さが覗えますね。２～３杯程飲み進めていくと、フレッシュで繊細な旨味が膨らんできますね～。余韻にややクラシカルな印象も持たせるも心地よい爽やかさのある苦味。
アテは茨城県産のヒラメのお刺身と頂きます。
あぁ～こりゃ旨いっすね！やや淡泊ながら旨味の乗ったヒラメによく合います。ソフトに嫌みなく食材に寄り添う感じで真鯛のお刺身なんかも良さそうですね。
２日目も美味しいですね！香り穏やかに口に含むとフレッシュさの中にシャープさとにごりの甘旨味が混じり合い絶妙な味わいのバランス感を出してくれます。甘味が強い訳ではなく酸味が強く誇張するでもなくかといってキレッキレの辛さという訳でもなく、非常に繊細かつ緻密なバランス感を味合せてくれます。
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福井県 飛鳥井 特別純米 しぼりたて R4BY
原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)
原料米 : 越前町糸生地区産五百万石100%使用
精米歩合 : 60%
アルコール分 : 17度
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原酒らしい強さを感じさせるも、ソフトタッチに優しく滑らかなフレッシュさ。久々に昨今のフレッシュジューシーな甘旨華やか路線の味わいとは一線を画す、実直に新酒の旨味を素直かつ繊細に味わえる一本かと思いました。飛鳥井は生酛造りのお酒も醸しているようなので、またそちらも飲んでみたいですね。
どうもごちそうさまでした。