三重県而今純米吟醸八反錦火入れ　～エレガントでシャープな貴婦人～

2018年11月23日2018年12月29日

みなさま今晩は。朝晩めっきり寒くなりようやく秋が深まり冬を迎える季節になってみましたね。世間では三連休の初日いかがお過ごしでだったでしょうか。私は天気も良かったので静岡の富士山麓あたりを軽くドライブしてきました。

そして本日は陰暦10月16日。この日は1000年前の1018年に藤原道長公があの「この世をば…」と歌を詠んだ、まさにその日みたいですね。皆様の住む地域では満月が見られたでしょうか。

さて、そんな歴史ある満月の日に頂くのがこちら

三重県「而今純米吟醸八反錦火入れ」です。

而今に関しては、ここ最近このブログでもしばしば取りあげております。

今回は八反錦火入れということでどのような味わいがするのでしょうか。

ではさっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは洋梨や薄いパイン香が仄かに香ります。薄く甘めなトロピカルな綺麗な香りです。口に含むとスッキリしつつもややとろみのある印象。アタックは柔らかく甘味と酸味が感じられ薄い絹のような旨味が味わえ、余韻にぐわっと酸味が現れ綺麗にキレて行きます。まるでソーダパイン？を飲み干した感覚。甘旨味は抑えられつつもスッキリとした酸味が前に押し出されている味わい。ドライな感じと程よいと甘さとはっきりした酸味が表現されているように感じます。

スッキリとしていて飲み心地が良いですね。特別純米や山田錦よりも甘旨味は控えめですが、而今特有の甘旨味も弱いながらも感じられます。スッキリシャープでドライな一本。まさに食中酒。

この而今八反錦に合う料理を考えたところ、にしんやイワシなどの甘露煮もような甘く煮付けたぎ魚介類と合わせたいと覆いました。