三重県 而今 純米吟醸 八反錦 生 2024 ～日々変化を楽しんで～
みなさまこんばんは。二十四節気の大寒も過ぎ寒さ厳しい時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域は大寒とは思えないほど寒さは厳しくない感じです。
そんな中、先週末山梨県にあります穂坂自然公園に行ってきました。トレイルランやMTBのコースが整備されている公園で軽くひとっ走りしてきました。
さて、そんな先週末から頂いている一本がこちら
「而今 純米吟醸 八反錦 生」です。こちらは年末に多摩市の小山商店さんで購入した一本です。八反錦の生酒は久しぶりですね。振り返って見てみると３年ほど前に金雀の生酒との飲み比べなんかもしていましたね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとうっすらとバニラやレモン、パインっぽさが穏やかな爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかに広がる甘旨酸味。余韻はスッキリとした苦酸味でフワスッとキレていきます。一升瓶一杯目。ちょっと硬さがるかな。滑らかな粘性や生酒らしいフレッシュさもあるけど硬さがありバランスがチグハグですね。２～３杯ほど呑み進めていくと、甘旨味穏やかながらもフレッシュな酸味が出てきた感じですね。あ、而今の八反錦の生酒ってこんな感じだったかね。
アテはニシンのお刺身と頂きます。
ん～！悪くはないけども、ちょっと八反錦の色合いが強く出てる感じかなぁ。ニシン自体はフレッシュに脂の乗った旨味が出ているのですが、奇しくもこの而今はその旨味に相反するような主張を広げているような塩梅ですね～。
２日目になると香りはカシスやライムのような爽やかさ。口に含むとややトロスッとした口当たりから微弱にフレッシュな酸味に硬さが取れ掛かりつつある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でややドライにキレていきます。フレッシュな酸味に余韻の軽薄なドライさが印象的ですね。華やかさを抑えつつけっこうスッキリと纏まっている感じですね。
３日目になると香りはスッと爽やかに心地良い蜜っぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口からまろやかに膨らむ甘旨酸味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よく爽やかにキレていきます。お！３日に目にしてまろやかなバランス感が出てきましたね！フレッシュな爽やかさを穏やかに残しつつ甘味と旨味を引き立てるような繊細な酸味。言えばジューシーに余韻はやはり軽薄にややドライ。味わい的にはややライトな感じがあるもどことなく余韻にかけてコクも感じさせ飲み飽きさせてくれませんね。
４日目になると香りは穏やかに。仄かにパインや柑橘チックな爽やかさも。口に含むとややしっかりとした口当たりからクリアに立体感のある甘旨味。余韻はスッキリとしたややドライな苦酸味でキレていきます。おぉ～！これまた昨日とは違った印象ですね。余韻のドライさが際立ちけっこうシャープな印象ですね。少し温度があがってくると甘味旨味も膨らんでくる様相。酸味が落ち着いた分ちょっとどっしりとしてきた印象もあるかな。日を追うごとに違った表情を見せてくれますね。
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而今 純米吟醸 八反錦 生
原材料 : 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 : 広島県産八反錦(100%)
精米歩合 : 50%
アルコール分 : 15.5%
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昨日は飲まずに開栓から６日目、残りをチビチビと頂いていますがブレがない味わいですね。スッキリとシャープにまとまっていますね。3年程前とはだいぶ印象が変わりましたね。スッキリと纏まったバランス感重視な味わいのよう。もちろんこの甘味や旨味の出方、広がりなんかはもちろん而今らしい普遍的な味わいは健在。あまり一升瓶を買うことはないのですが（昨年頂いた而今のにごりも一升瓶だったか(笑））日々変化を楽しむのもまたいいですね。
どうもごちそうさまでした。