三重県 而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 2018BY ~平成最後の桜と共に~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域ではとても風が強かったですよ、本当に。この風で桜が散ってしまわないか若干ながら心配していますよ、本当に。

さて、そんな風の強い金曜日に頂くのがこちら

「而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生」です。

而今は八反錦に続いて今シーズン2本目ですね。この「千本錦」という酒米は中生新千本と山田錦を交配し、2002年に品種登録された広島オリジナルの酒米です。関東や東北ではあまり使われない酒米かと思います。

このブログで千本錦を取り上げるのは初かもしれません。昨年の8月には新千本錦で醸した瑞冠の新千本60を飲んでいました。この時は千本錦がメジャーな酒米といっておきながら、半年以上経った今頃ようやく頂くといった次第です。

そんななかなか飲む機会に恵まれなかった千本錦で醸した「而今」果たしてどのような味わいなのでしょうか。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと極薄パインのような香り。仄かに香る吟醸香でしょうか。口に含むとスッキリとした飲み口から爽やかな酸味がイチゴや白桃を思わせる甘旨みを包み込み、優しく綺麗に口の中で溶けていき、余韻に複雑味を感じる弱い苦みでスッキリとキレていきます。

いやー、旨いです。フレッシュで柔らかなガス感と程よく膨らむ甘旨み。千本錦の特徴なのでしょうか、余韻に弱く感じる複雑味がいいアクセントになります。飲み心地、味わい共にバランスよく魅力的な味わいを感じさせます。

前回飲んだ而今の八反錦はけっこう穏やかな感じでさほど甘旨みを感じなかったのですが、千本錦の方は綺麗な酸味に膨らむ甘旨みが感じられ美味しいですね。個人的にはこちらの方が好みです。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、お刺身全般と合わせたいと思いました。たぶん、白身魚から赤身、貝類などどれも美味しく食べ合わせられそうな気がします。

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「而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生」

原材料 米(国産)米麹(国産米)

原料米 広島県産 千本錦(100%)

精米歩合 55%

アルコール分 16%

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而今の千本錦はラベルもピンク色でちょうどこの時期の桜の季節にぴったりな一本かと思います。今日は夜桜、明日は今期最後の花見のタイミングとなるかもしれません。美味しい日本酒を飲みながら平成最後の桜を楽しむのはいかがでしょうか。

どうもごちそうまさでした。