秋田県新政ラピスラズリ2015　～スッキリドライな酸味の飲み時とは～

2019年8月15日2019年8月16日

みなさまこんばんは。本日は8月15日終戦の日ですね。台風10号が猛威を振るっていますね。これ以上被害が深刻にならないことを祈るばかりです。

さて本日の一本はこちら

新政酒造ラピスラズリ2015 蔵内熟成別誂です。

このラピスは登山後にたまたま立ち寄った酒屋さんで購入しました。店内にはカラーズシリーズがいくつかある中になぜか2015の文字。先日購入したばかりのタンジェリンも2015だったので、こんな偶然あるのかな？と思い手に取りました。

これはもしや飲み比べをさせるために巧妙に仕組まれた酒罠…もとい、より酒舌を鍛えなさいという幸運の巡り合わせだったのでしょうかね。（とりあえずあとで飲み比べてみます）

今回はラピスラズリ2015単体で味わってみます。

では、さっそくいただきましょう。

香りは少し酸味がかったお米の香りが仄かに香る程度。口に含むとややスッキリとした飲み口の中にプチプチとした酸味がやや強く感じられ、ドライな甘旨みと弱いコク。この味わい昨年の「天蛙」を思わせる味わいですね。もちろん天蛙よりもフレッシュさはないものの、コクや余韻の舌に残る味わいがなんとも近しい感じ。(酒米は違うと思うのですが、何ででしょうかね。)

２日目になるとやや乳酸の入り交じる苦酸味が前に出てくる感じですね。酸味とコクがややチグハグな感じ。程よく甘旨みもあるけど、余韻に少し尖った苦酸味も感じられます。

３日目になると、おや？尖ったように感じた酸味がまるで水のようにまろやかに。酸味がまとまりスッキリシャープな味わいに。旨味も程よくのり、2日目よりもこちらの方が良い感じですね。