青森県 田酒 純米吟醸 百四拾 桜ラベル ~桜を愛でながら頂きたい一本~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。本日は桜の開花宣言が出ても良さそうな暖かな日中でしたが、まだ桜の開花宣言はされませんでしたね。

さて、そんな桜の開花宣言を待たずしていただく一本はこちら

青森県 田酒 純米吟醸 百四拾 桜ラベルです。

こちらはときどき行く酒屋さんで購入してきました。田酒はこのブログではけっこう取り上げているのですが、意外?にもこの桜ラベルは初ですね。ラベルがまさにこの時期らしいピンクの桜文様のデザインが鮮やかですね。

この田酒の酒米は「華想い」という酒米を使用しており、この「華想い」は山田錦と青森県産酒造好適米「華吹雪」を掛け合わせて出来上がったようです。昨年頂いた「紅葉ラベル」も同様の酒米ですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは穏やかなお米の香りがほんのりと感じます。口に含むとトロスッキリとした飲み口からじんわりと甘旨味が膨らみ、余韻にピリッとした苦酸味でスッキリと〆ます。少し飲み進めると、口の中に華やかな甘旨味と微弱な酸味が感じられます。飲み進めた中盤くらいから微弱な酸味が出てくるのは面白いですね。

2日目になると香り穏やかにスッキリとしつつも昨日よりもトロンとしたまろやかさが増した感じと余韻ピリ辛さが昨日よりもやや続く感じかな。

いやー、バランスいいですね。干支ボトルのようにフレッシュさはないものの、バランスの良い甘旨味が十分に感じられます。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、お刺身だったらシンプルにマグロの赤身やスズキ。お出汁の利いたおでんなんかも食べたくなりました。

昨年飲んだ「田酒 紅葉ラベル」がスッキリジューシーだった印象に対し、こちらはスッキリコク甘旨な印象。これからのお花見の季節なんかにこのお酒があれば、きっと楽しい時間が過ごせること間違いなしな一本。しかし今年は軒並みイベントや宴会など自粛ムードに包まれつつありますが、「季節の花と旨い酒」を楽しむひとときはなくしたくないものですね。

どうもごちそうさまでした。