栃木県若駒愛山90 無加圧採り　～精米歩合90%の愛山を楽しむ～

2020年3月27日

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。都内や都内近郊に住む方々は、今年度最後の週末の過ごし方に悩まれている方も多いのではないでしょうか。かくゆう私も、今週末の予定どう過ごすか悩んでおります。

さて、そんな悩みがちの週末金曜日に頂いている本日の一本はこちら

栃木県若駒愛山90 無加圧採りです。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。斜めのたすき掛け「無加圧採り」に愛山らしいピンクのラベル。而今や冩楽が斜めたすき掛けに酒米を表しているのに、こちらは「無加圧採り」という酒造りの場面にフォーカスした表現。面白いですね。

そしてこの若駒愛山にはもう一つ注目すべき点が、それは

このお馬さんのハートの眼差し。キュンとするお酒に出会えた喜びを表しているかのよう。この遊び心いいですね～。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、メロンやイチゴ、ライチや白桃を思わせるような甘美な香り。ややパインのような香りもあるかな。いやー、この華やかな香りを嗅いでいるだけで楽しめます。口に含むとやや、トロスッキリとした飲み口から微弱な酸味が舌先にプチプチと感じられたと思ったら、甘旨味とコクが口の中にぐわっと広がり、メロンや白桃、オレンジのような含み香を感じさせつつ、スッキリスルリと消えていきます。

酸味はほどほどにややジューシーな甘旨味のボディがしっかりとしつつ余韻はサラリとスッキリと〆ていく感じ。新政や先日飲んだ光栄菊なんかと比べると、やや重みがあるようにも感じるのですが、（精米歩合90%なので当然ですが）

ここ最近の日本酒好きならシンプルに旨いと感じる

味わいなんかじゃないかと思いました。

２日目になるとうっすらメロンやパイン。口に含むと微弱な酸味から多面的に広がる甘旨味から、バナナ＋オレンジのような含み香を感じさせつつ、スッキリとした苦酸味で爽やかにキレていきます。滓が絡んでくると、スッキリしつつも愛山の旨味が直に味わえてより盃が進みます。

最後の方になると、こんなにも白濁した濁りが。スッキリとした旨味の中に愛山らしい味わいと余韻の苦辛さ。やはり魅力的な味わいですね。