三重県而今特別純米火入れ 2019BY　～この酸味の味わいが～

2020年5月18日

みなさまこんばんは。週明け月曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では日中小雨が降り続き肌寒かったです。服装の調節が難しいですね。

さて本日頂いている一本はこちら。

三重県而今特別純米火入れ 2019BY　です。

こちらはときどき行く酒屋さんで購入してきました。而今の特別純米火入は２年ぶりですかね。今年の特純生が良かったので、ちょっと期待しますね。

今回いただくのは４月出荷分ですが、偶然５月出荷分も購入できたので並べてみると

キャップを被う金属が４月は黄金色、５月は鮮やかな金色の金属キャップとなっていますね。４月出荷分はやはり第一ロットとして識別しているのでしょうかね。

では、さっそくいただきましょう。

香りは穏やかに仄かに香るマスカット。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかくもじんわりと広がる甘旨味。心地よい微弱な酸味を感じさせつつ、余韻はやや酸味強くもスッキリ爽やかにフェードアウト。最初の方はちょっと酸っぱいように酸味が強いなぁ、と感じたのですが、２～３杯飲み進めると、酸味も穏やかになりバランスが整ってきた感じ。微弱で爽やかな酸味にどことなく柑橘っぽさを感じさせ、少しだけ軽やかな味わいの中に艶やかなお米の旨味の片鱗を見え隠れさせる味わい。

２日目になると香りは穏やかに、若干の吟醸香。口に含むとトロリとした飲み口から甘旨味と酸味が複雑に入り交じり、余韻は程よい苦酸味と弱い辛さでスッキリとキレていきます。やはりちょっと酸味が暴れ馬な感じ。悪くはないけど、何となく甘旨味と酸味とドライな味わいがチグハグな感じ。２～３杯飲み進めていくと、ようやくまろやかになり程よく酸味も落ち着きバランス感が出てきましたね。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、サーモンや真ダコのカルパッチョやシーザーサラダなんかの少し酸味のきいたサッパリした料理はどうかな。