岡山県 庵 純米吟醸 備前朝日 ~M310と幻の備前朝日~

みなさまこんばんは。早いものでもう12月も3日が過ぎようとしていますね。今日も初冬らしく、朝から寒い一日でした。

さて、本日の一本はこちら

岡山県 熊屋酒造 庵 純米吟醸 備前朝日です。こちらは比較的近くにある酒屋さんで購入してきました。久々に見たこの酒屋さんのHPで見たことのないお酒がラインナップされておりさっそく購入。なんでもワインのインポーターと共同開発されたお酒だそうな。

岡山県のお酒を飲むのは久しぶりですね。今回頂く熊屋酒造は初めて頂く酒造で、この日本酒で使われている酒米の備前朝日も初めて頂くので、ちょっと楽しみです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは爽やかなメロンや白桃のよう。口に含むとややトロスッキリとした飲み口からプチプチとした爽やかな酸味から程よく広がる甘旨味。余韻はスッキリとやや甘さを感じさせつつも程よい苦酸味で薄らドライさを感じさせつつキレていきます。スッキリながらややジューシーでクリアーさも程よく感じさせる味わい。こりゃなかなかいい塩梅ですね。

2日目になると香りは爽やかなメロンのよう。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から軽微な酸味を纏わせつつ爽やかに広がる甘旨味。余韻はスッキリと軽やかにフェードアウト。いやぁ、うん、これいいですね。この独特な旨味は備前朝日なのかな。爽やかな酸味と独特の旨味がバランスよく交わり、程よく旨味のボディ感や奥行きもあり飲ませてくれますね。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、ハモンセラーノなんかの生ハムやトラウトサーモンなんかと合わせたいかな。

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岡山県 熊屋酒造 庵 備前朝日 無濾過 純米吟醸

原材料名 : 米(岡山県産)米こうじ(岡山県産米)

アルコール分 : 16度

使用米 : 岡山県産備前朝日米100%

精米歩合 : 55%

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初めて頂いた熊屋酒造の庵 備前朝日ですが、なかなか面白いですね。ワインのインポーターと共同開発しただけあって、どことなく赤ワインのライト~ミディアムボディあたりの味わいのニュアンスも感じたりもします。初日はそうでもないかなぁ、とも思ったのですが2日目になると不思議な魅力を発揮させます。共同開発したモトックスのHPによると使用酵母は明利M-310だそうです。明利小川酵母の変異種と「コシヒカリ」や「ササニシキ」のルーツにあたる備前朝日で醸し出された一本。味わい的には結構魅力的に感じられる面もあるので、個人的にはもうちょっとうまくプロモーションできれば注目される銘柄なんじゃないかな、なんて思ったりもします。

どうもごちそうさまでした。