山口県 金雀 純米吟醸 しぼりたて なま ~この魅惑のデリシャスさ~

2021年3月14日

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。先週末は暖かだったのですが、また真冬のような寒さに逆戻りですね。寒さ暑さを繰り返し、一歩一歩春に近づいていく感じですかね。

さて、そんな春が待ち遠しい水曜日に頂いている本日の一本はこちら

「山口県 金雀 純米吟醸 しぼりたて 生酒」 です。金雀は昨年の秋上がり以来ですね。これは時々行く酒屋さんで購入してきました。秋上がりがとても魅力的な味わいだったので、新酒も飲めればなぁ、なんて思っていたのですが、ちょうどタイミング良く購入することができました。

ちょっと調べてみたら、この堀江酒場の「夢雀」というお酒が5年ほど前にドバイのアルマーニ・ホテルで750mlのものがおよそ60万円で売られることになったそうです。まさに世界の富裕層に認められたお酒なんですね。

さてそんな世界の富裕層にも認められた堀江酒場の日本酒。今回はしぼりたての新酒を頂きます。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、スウィートなリンゴやパインのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から、フレッシュで微弱な酸味から軽快にほとばしる甘旨味。余韻はスッとナチュラルに微弱な苦酸味を感じさせつつキレていきます。この繊細でフレッシュな酸味と奥行きのある甘旨味の混じり具合。いやぁ、まさに甘くジューシーな果実を頬張っているかのような「デリシャスゥ~!」な味わい。2~3杯飲み進めると香りは華やかなパインのような香りに。少し温度があがった為か、酸味がやや穏やかになりまろやかな甘旨味が口の中に広がります。うーん、でもしっかりと爽やかな酸味は感じさせますね。

2日目になると、香りは甘爽やかなバナナやメロンのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から微弱な酸味に滑らかに蕩けるような甘旨味。余韻はスッキリとした軽快な苦酸味でサッとキレていきます。含みの甘味にまるでバナナを頬張ったかのような感覚。いや、甘熟した柿かな?余韻にリンゴっぽい爽やかさも感じさせます。クリアーな甘旨味と爽やかさな酸味を感じさせますね。

3日目になると、香りはやや乳酸チックにメロンぽさも。口に含むとスッキリと爽やかな酸味にトロッと滑らかな旨味。余韻は軽快な苦酸味でスッとキレていきます。抜け香もメロンやバナナような爽やかさ。いや3日目もいいですね。クリアーな爽やかさと繊細さを感じさせる酸味がスイスイと盃を進ませてくれます。ジューシーなんだけど甘ったるくなくクリアーにバランスよく爽やかな酸味と共に広がっていく感じ。余韻の軽快な苦酸味もワンテンポおくかのように嫌みのないさま。

4日目になるとやや甘いメロンやバナナ、パイナップルのような甘爽やかな香り。口に含むとややトロリとした飲み口から、スッキリとしたクリアーな甘旨味。余韻はスッキリとした軽微な苦酸味でスッとキレていきます。含み香にバナナやメロン、ウリのような爽やかさ。昨日よりもだいぶ、酸味は落ち着いてきたかな。スッキリとスマートな甘旨味と余韻のキレの良さがトータルバランス良くまとまっている感じ。いや少し甘味の強さも感じさせるかな。

5日目休肝日

6日目ほんのり乳酸チックな香りに薄らパイン。程よく柔らかな飲み口からスッキリとした軽快な甘旨味。余韻に軽微な苦酸味でスッとキレていきます。だいぶまろやかになってきた感じですね。余韻にちょっとくどさのあるドライさも出てきました。

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山口県 金雀 純米吟醸 しぼりたて 生酒

原材料名 : 米(国産)米こうじ(国産米)

アルコール分 : 16度

精米歩合 : 55%

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いやぁ、金雀しぼりたての新酒楽しませてもらいました。やはり金雀は旨いですね。個人的には、このまま有名銘柄のようにならずに好きな人が飲むだけであって欲しいな、なんて思ったりもするのですが、SAKETIMEの山口県内のランキングなんかでは、いつの間にか天美や東洋美人を抜いて一位に躍り出てますね。(なんかいきなり火が付いた感じですね…)これからもますます目が離れられない一本となりましたね。

どうもごちそうさまでした。