千葉県 寒菊 純米大吟醸 愛山50 ~この魅力は2日目以降に~

みなさまこんばんは。本日2月18日はエアーメールの日ですね。なんでも、飛行機によって初めて荷物が運ばれたのが1911年のこの日みたいですね。それから110年ほどでネットの普及により世界中どこからでも常時インタラクティブに様々な人々とつながりながら、お互いの考えや思いを瞬時に共有できるようになったのは凄いことですね。

さて、そんなエアーメールの日に頂く本日の一本はこちら

千葉県 寒菊 純米大吟醸 愛山50 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。寒菊の取り扱いのない酒屋さんだったのですが、今回たまたま入荷したそうなので購入してみました。

一昨年?くらいから人気の寒菊。購入する機会はあったのですが、なんとなくスルーしていたのですが、せっかくの機会なので頂こうと思います。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りベはベリーやパイン、うっすらミントチックなニュアンスも。口に含むと、ややトロリとした飲み口の中にプチプチとした爽やかで優しい酸味から濃醇な甘旨味。余韻はしっかりとした苦味でスッキリとキレていきます。いやぁ~ヘビー級の濃醇さですね。愛山の旨味がずっしりと詰まっているかのよう。いやぁ濃い。昨年飲んだ風の森の愛山なんかを想像していたけれども大きく裏切られた感じですね。濃醇なイチゴジャムほ頬張っているかのよう。2~3杯飲み進めると、うーん、どうしても余韻の苦味やえぐみやドライさが際立ち濃醇な旨味を強引に切っていく感じかなぁ。

2日目になると香りはスッと爽やかなベリーやパイン。口に含むと、ややトロリとした飲み口からフレッシュで微弱な酸味からまるでベリーのような甘旨味がじんわりと広がり、余韻はスッキリとした苦酸味でややドライにキレていきます。うん、2日目はだいぶ味わいがまとまってきている感じでいいですね。初日は甘味の強さと余韻のキレがちぐはぐな感じで、ちょっとどうかなぁ、なんて思っていたのですが、余韻のキレもナチュラルにキレていく感じでいいですね。まろやかな甘味とそれをフレッシュで微弱な酸味が下支えするように下の上を転がり程よいやや長めのドライ感を咽に感じさせつつフィニッシュ。

3日目になると香りは甘やかなイチゴやベリーのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から、まろやかな甘旨味とコク。余韻にスッキリとした苦酸味で柔らかくややドライ感を感じさせつつ、フェードアウト。3日目になると愛山らしい甘美なコクと旨味が開いてきた感じですね。やや甘味もありつつコクと旨味のボディ感もしっかりと感じさせ、鯨の刺身と頂いているのですが、悪くはないですね。

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千葉県 寒菊 純米大吟醸 愛山50 無濾過生原酒

原材料名 : 米(国産)・米麹(国産米)

アルコール分 : 15度

精米歩合 : 50%

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いやぁ、初の寒菊。なかなか楽しませてもらいました。開栓初日には「これのどこがエレガントで上品な甘みなの?」と小一時間問いただしたい思いに駆られましたが、2日3日と飲み進めていくと次第にその上品な甘味とエレガントさが開いてくるように感じました。

どうもごちそうさまでした。