三重県田光特別純米夏のbourru　～魅力的な夏生うすにごり酒～

2021年6月24日

みなさまこんばんは。本日はストロベリームーンの満月ですが、いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では、残念ながら雲間からうっすらとお月様が見える程度でした。なんでもこのストロベリームーンは単純に赤く見えるからではなく、元々はアメリカでイチゴの収穫時期(6月)に当たるからだそうです。日本でのイチゴの収穫は5月頃に終わるイメージですが、アメリカではまた違うのですね。

さて、そんな違いを知った木曜日に頂いている一本はこちら

三重県「田光特別純米夏のbourru」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。前々から飲んで見たかった田光です。こちらは昨年販売されなかった田光の人気に夏酒になりますね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、仄かに青リンゴやハッカ、ハーブのような香り。口に含むと、ややトロリとした飲み口から微弱で爽やかな酸味に滑らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よい長さで、ややドライにキレていきます。いぁ～こりゃシンプルに旨いですね。味わいによどみのない清廉な流れを感じさせます。口当たりの柔らかさに爽やかな酸味、程よく優しく広がる甘旨味。それらをスッと丁寧に断ち切るようなキレ。２～３杯飲み進めると、より滑らかに艶やかさとコクも感じさせ重心の整ったバランス感を心地よく感じさせます。これは神の穂の味わいなのかな？どことなく射美で使っている揖斐の誉っぽいイチゴ×ミルキーっぽい甘さも感じさせます。

2日目になると、にごりの部分も相まってか爽やかな乳酸のカルピスソーダのよう。口に含むと、ややトロスッキリとした飲み口から、にごりの甘旨酸味が爽やか＆滑らかにシルキーさを伴いつつスッと爽やかにキレていきます。ほんの少しだけ余韻に重みを感じさせるも軽快かつ爽やか＆滑らかに頂けます。最後の方になると、にごりの旨味と爽やかな酸味が入り混じり、ジューシーなお米のジュースのような味わいに。うーん、旨酸ジューシー！