福島県 會津宮泉:re リヴァース ~初アッサンブラージュ~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では変わらず梅雨のような雨が降ったり止んだりの天気でしたが、明日はようやく天気も回復するみたいです。

さて、そんな明日の天候に期待しつつ、週末金曜日に頂いている本日の一本はこちら

「會津宮泉:re リヴァース」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。ついにリリースされましたね。宮泉銘醸初のアッサンブラージュ。

裏ラベルには

今回の未曾有の経済状況下、飲食業界が大きなダメージを受け雇用維持が困難となっている中、共にこの状況を乗り越える為新しく飲食店メンバーを蔵に迎え入れ1年間酒造りをしてきました。

新しい血が入ったチームで「何か新しい事はできないか。新しい血による味が生まれるのではないか」との想いで当蔵が今までやってこなかったアッサンブラージュに挑戦しました。

とのこと。

ボトルカラーはなかなかお見受けしないビビッドなイエローボトル。日本酒でイエローというと、熟成酒あたりを連想させますが、(熟成酒はもっと濃い目のオレンジか)こちらのお酒に至っては無色透明。ラベルはややポップさのあるかわいらしいさとノスタルジックさが入り混じるラベル。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りはやや穏やかな中にほんのりとメロンのような甘爽やかさ。口に含むとトロリとした口当たりからやや密度のある甘旨味にスッと入る酸味から余韻はスッキリとした苦酸味が、やや長めに続きラストは咽奥に辛さを伴うドライさでキレていきます。いやぁ、やはり三種類の酒米をブレンドしているだけあって濃密な甘旨味ですね。それでいて余韻は酸味でスッキリとキレていきます。2~3杯飲み進めると、香りは先ほどよりもよりメロンっぽい甘爽やかさを感じさせます。口に含むと滑らかな口当たりから爽やかな酸味が広がり、濃密な甘旨味と混じり合い、余韻はスッキリとした苦酸味に軽快なドライさで程よくキレていきます。いやぁ、こりゃなかなかの濃醇ジューシーな味わいですね。深さや幅の広がりを感じさせつつも、スッと落とし込むような余韻。若干甘味のベタ付き具合が残るもののスッキリと頂けます。

2日目になると、香りはリンゴのような爽やかさ。口に含むとややトロッとした飲み口からベースに酸味を感じさせつつ滑らかさに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや渋味を感じさせキレていきます。ちょっと余韻の苦渋味が強いかな。2~3杯ほど飲み進めるとメロンのような甘爽やかさも。ん~重層さのある甘酸爽やかさですね。滑らかな甘旨みの重層さに軽快で爽やかな酸味の余韻。

精米歩合60%の純米酒(夢の香)、精米歩合60%の酵母無添加純米生酛(夢の香)、精米歩合50%の純米吟醸(山田錦)をアッサンブラージュしました。

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福島県 會津宮泉:re (リヴァース)

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

原料米 : 会津産夢の香76% 兵庫県産山田錦24%

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 16度

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宮泉銘醸初のアッサンブラージュ楽しませてもらいました。初のチャレンジ酒として味わい的には面白いとは思いますが、個人的には先日頂いた津島屋外伝のアッサンブラージュの方が好みですかね。(価格も2750円とやや強気かな?)しかしまた今後のチャレンジにも目が離せませんね。

どうもごちそうさまでした。