青森県田酒特別純米生 2021年新酒～フレッシュにバランス良く～

2021年11月20日

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしでしょうか。天気もよくお出かけ日和だったのではないでしょうか。私は久々に山梨県の小淵沢や清里あたりをドライブしてきました。あの辺りではもうすでに紅葉は終わっており、まるで秋が終わる侘しさを感じさせる情景が、１年の終わりを思わせるようでした。

さて、そんなドライブを楽しんできた土曜日に頂く本日の一本はこちら

青森県「田酒特別純米生 2021年新酒」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。田酒の新酒は昨年も頂いていますね。

昨年はフレッシュでややドライな印象でしたが今年はどうでしょうか。

せっかくなので開栓前にちょっとノーマル田酒と見比べを

瓶の色合いと火入れか生酒かの違いくらいで、特に変わりは無さそうですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、爽やかなアップルサイダーのような香り。口に含むとややトロリとした飲み口からやや密度感のある滑らかな甘旨味にフレッシュで微弱な酸味。余韻はスッキリとした苦酸味で、爽やかにキレていきます。ん～爽やかですね。爽やかフレッシュ田酒。田酒らしい甘旨味とフレッシュな酸味が相まって飲み心地いいですね。余韻はそこまでドライ過ぎずに軽快な爽やかさを残す印象。少し温度が上がると甘旨味が顔を出し、甘旨酸味相まってジューシーにうまく纏まってくる感じですね。

週末なのでちょっといい新鮮なお刺身と頂いています。

真鯛や赤身のマグロなんかと合うかと思ったのですが、やや厚みのある大トロと合わせたところ

思わず「うんっま！」と声が出てしまいました。いやぁこれはやられました。脂の乗った大トロに田酒の生酒、旨すぎです。

２日目になると仄かに青リンゴのような香り。口に含むとトロリとした飲み口から滑らかに蕩けるような甘旨味。余韻はスッキリ爽やかさのある苦酸味でキレていきます。２日目も生酒らしい密度感のある甘旨味。余韻は昨日よりも苦辛味がちょっと出てきたかな。しかしこのややピリリとした苦辛味も煮物やおでんなんかに合いそうでいいですね。