埼玉県 花陽浴 純米吟醸 THE MATCH ~トリプルマッチのバランス感~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域はやや曇りがちですっきりとしない天気でした。昨日土曜日は所用で埼玉県の川越に行ってきました。

桜も葉桜に変わりつつも、未だ散ること無く綺麗に咲き誇っていました。昨日は偶然お寺の境内でワインフェスが開催されていました。

桜咲く心地よい春の青空の下、ワインと料理を楽しみたかったのですが、残念ながら私は車で来たのでワインは飲めず葡萄ジュースの炭酸割りを頂きました。

さて、そんな埼玉県に行ってきた翌日に頂いている一本がこちら

「花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 THE MATCH」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。花陽浴のTHE MATCHは昨年、新しくリリースされた一本です。花陽浴は今期、純大クラスをpremiamとしていくつかリリースしてましたね。このTHE MATCHを購入する際にも、この酒屋さんのリーチン内には花陽浴初?の雄町の純米大吟醸が並べてありました。雄町の純大にするかアッサンブラージュのマッチにするかちょっとだけ悩んだあげく、こちらを選びました。

「花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 THE MATCH」は昨年も頂いていますね。昨年は、おりがらみを頂きましたが、今年は滓がらみではないバージョンで。どうやら今期はおりがらみのリリースはないようですね。また昨年は山田錦と雄町米のアッサンブラージュだったのですが、直近蔵元のオフィシャルインスタを見てみると今期のマッチは兵庫県の山田錦と岡山県の雄町米に加え、広島県産の八反錦もブレンドしてるようですね。

昨年は山田錦と雄町のおりがらみで今期は山田錦、雄町、八反錦のおりはなしで。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとフローラルに香り高い華やかさ。爽やかに蜂蜜やパインのニュアンスも。口に含むと優しく柔らかな口当たりからフラットに滑らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でスッとキレていきます。ほおぉ~一杯目から柔らかく滑らかなバランス感にキレの良さ。意外にもジューシー感のある酸味はけっこう穏やかですね。

本日はカマンベール、雪印6P、クリームチーズのチーズの盛り合わせと頂きます。

まずはカマンベールから。うーん悪くはないけどいまいちマッチしない感じ。続いて雪印6Pチーズ。あぁ~、こりゃカマンベールよりも相性いいですね。旨味がいい具合にマッチします。ラストはキリのクリームチーズ。

いやいやいや、こりゃ反則ですね。クリームチーズの旨味と酸味がこの花陽浴のTHEMATCHにベストマッチじゃないですか!花陽浴もクリームチーズもいつの間にか消えてしまいます。

2日目になると香りはフローラルに甘爽やか。口に含むとややトロリとした飲み口から微弱なフレッシュさにまろやかに甘味よりもやや大きめに膨らむ旨味。余韻はスッキリとしたややドライさもある苦味で程よくキレていきます。旨味が出てきましたね~。余韻はちょっとドライな面も出てきた感じ。あ~、でも花陽浴らしい甘味も出て花陽浴独特の絶妙なバランス感を表してきてますね。

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「花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 THE MATCH」

アルコール分 : 16度

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

精米歩合 : 55%

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今年も頂きました花陽浴 THE MATCH。まぁ魅力的ですね。今期は山田錦と雄町に八反錦を加えたアッサンブラージュ。決してジューシーで”わかりやすい味わい”ではなく既存の花陽浴らしさは残しつつも、より味わいのバランス感を高めにいっているかのように受け止められられました。今期八反錦をブレンドしたことでもしかしたらまだ試行錯誤の段階なのかもわかりませんが、これまた来期もどんな形でリリースしてくるか楽しみな一本ですね。

どうもごちそうさまでした。