富山県 三笑楽 山廃純米 直汲み生原酒 ~フレッシュに爽やかな飲み応え~

みなさまこんばんは。三月も明日で終わりになりますが、いかがお過ごしでしょうか。桜も満開から散り始めており季節の移ろいを感じさせますね。

さて、そんな季節の移ろいを感じさせる3月の終わりに頂いている一本はこちら

「三笑楽 山廃純米 直汲み生原酒」です。こちらはほどほどに行く酒屋さんで購入してきました。三笑楽は久々ですね。昨年の10月に火入れを頂いています。今回頂くのは直汲みの生原酒です。こちらは特約店限定流通の一本。どんな味わいか楽しみですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとうっすらと爽やかなパインぽさに仄かにミルキーっぽさ。口に含むとややトロリと柔らかにフレッシュな口当たりから滑らかに力強く膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で爽やかにキレていきます。いやぁ、さすが三笑楽。魅せてくれますね。この山廃純米直汲み生原酒、フレッシュな口当たりから滑らかながらややガツンと膨らむ旨味具合。その強めに膨らむ旨味をこれでもかというくらい爽やかな余韻を感じさせてくれます。2~3杯ほど飲み進めていくと、香りはややバナナチックに。口に含むと柔らかな甘旨酸味がバランス良く丁寧に広がっていきます。

今夜は岡山県産の湯引きした真鯛といただきます。

いや~いやいや💦こんなにも魅惑的なハーモーニーを奏でてくれるんですね。旨いっすね~!正直、ややパワフルな山廃純米の生原酒に真鯛のお刺身はどうかなぁ、なんて思って思っていたのですがこりゃいいですね。この真鯛は富山産じゃないけれども海の幸とよく合いそうですね。そう、富山県産のホタルイカなんかと合わせてみたいですね。

2日目になると香りはやや強めのバナナにアル臭。口に含むと、ややトロリとした口当たりから、フレッシュにまろやかかつ滑らかに膨らむ甘旨味。余韻に掛けては微弱な酸味と共に苦酸味程よくラストはカッとキレの良い辛さでキレていきます。

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三笑楽 山廃純米 直汲み生原酒

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米) 富山県なんと産山田錦100%

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 18度

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いや、こりゃ魅力的な一本ですね。ここ最近は山廃の酒をちょこちょこ飲んでいるんですが今月上旬に飲んだ愛知県の「楽の世 山廃純米 滓絡み」に近しい味わいですね。まぁどちらも山廃純米の生原酒なんでその傾向の味わいになるんでしょうかね。精米歩合や滓がらみ、直汲みの差なんでしょうか、同じアルコール度合いながらも楽の世よりもこちらの三笑楽の方が爽やかに感じさせてくれした。タイミングが合えば来年は飲み比べしてみたいものです。それにしても個性的で飲み応えと爽やかさを兼ね備えた味わいで、ALC18度ながらも不思議と飲み疲れせずスイスイと飲ませてくれました。敷嶋なんかもそうですが、高アルながらも不思議と爽やかにスイスイと飲めてしまうお酒がトレンドになりつつあるのかな?そういえば光栄菊も高アルの無濾過生原酒をリリースしてましたね。

どうもごちそうさまでした。