青森県 田酒 純米吟醸 西田六十 ~Theスピンオフ~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では心地の良い青空が広がっていました。比較的近場でマルシェが開催されており、おいしい芋煮をいただいてきました。

さて、そんな週末の日曜日頂いている一本がこちら

「西田六十」です。こちらは3年程前に西田社長の還暦祝いにリリースされた一本。たまたま譲り受けることがあり頂く事となりました。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは穏やかにうっすらと梅と青リンゴが入り混じったようなニュアンス。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、スッと広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦渋味でキレていきます。やはり3年程熟成している為か余韻に渋味を感じさせますね。うすにごりですが、開けたて初日なのかそこまで旨味が広がる感じでもないですね。

アテは〆鯖といただきます。

いやぁ旨いっすね~。やや酸味の効いた〆鯖にフラットながら程よい甘旨味を感じさせる西田六十とのマリアージュ。こりゃたまりませんね。

2日目 休肝日

3日目になると香りはすうっすらと青リンゴっぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛酸味でキレていきます。初日よりもやや柔らかさを感じさせつつ余韻はビシッとキレていきますね。一般的には辛口なんて言われそうですが、このにごり具合の旨味と苦辛酸味の切れ味のバランス感を「辛口」と表現するにはちょっともったいないかな。

4日目になると香りは穏やかに。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかくまろやかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛味でキレていきます。だいぶ良い感じにこなれてきましたね。初日の渋さや硬さが嘘のよう。にごりらしい旨味もよく感じられるようになり、この旨味と余韻のスッキリさのバランスが良い感じに出てきていますね。

5日目休肝日

6日目になると、香りは穏やかに極うっすらと米麹っぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口から、柔らかくまろやかな甘旨味がもっさりと広がり、余韻はスッキリとした苦味でスッとキレてきます。うすにごりらしからぬ、もっさりまったりとした旨味が広がります。

7日目。最後の方になると、うすにごりというかにごり酒のような具合に。口に含むとややトロリとした飲み口からにごりの旨味にやや強めの苦辛味。けっこうキレが強くでてくる感じですね~。

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田酒 純米吟醸 うすにごり 西田六十

アルコール分 : 16度

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

原料米 : 青森県産華吹雪100%使用

精米歩合 : 60%

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およそ3年熟成の西田六十。一週間程度飲み進めてみましたが、田酒にしたら全体的にスッキリとしたやや辛口めな印象でしたね。2年程前にリリースしたうすにごりのプロトタイプ的な感じだったんでしょうかね。

どうもごちそうさまでした。