福島県 にごり酒３種飲み比べ ～それぞれの違いを楽しんで～
みなさまこんばんは。２月11日建国記念日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域は冷たい風が吹きつつも心地良い青空が広がっています。そんな中、私は先日の土曜日に大磯方面へサイクリングに行ってきました。
久々に湘南の海を見たのですが碧い海が綺麗でしたね。
さて本日頂いているお酒はこちら
廣戸川、しぜんしゅ、ささまさむねのにごり酒です。確か昨年は廣戸川とささまさむねの飲み比べをしましたが、今年はしぜんしゅのはつゆきも入れてみました。
年を追うごとに人気高まるにごり酒。廣戸川のにごりに関してはネットでプレ値がつくくらいになってますね。
さてそんな人気高まるにごり酒での福島縛りの３種。どんな感じか楽しみですね。
ではさっそくいただきましょう。
まず廣戸川から開栓すると、シュワシュワシュワと瓶内のガスが登ってきます。２～３回キャップを開け閉めすると収まりました。続いてにいだしぜんしゅも開栓直後にガスが出てきましたがキャップの開け閉め一回ほどで収まりました。そしてささまさむねに関してはほとんどガス感なく開栓できました。
そんなんでそれぞれ飲んでみると、
廣戸川はとにかくフレッシュで爽やかですね！フレッシュな旨味迸るよう。続いてにいだしぜんしゅのはつゆきですが、こちらは生酛純米だけあってお米の旨味がずっしりと感じさせますね。そう、ずっしりとしつつもクリアーに爽やかなバランス感をもたせてくれます。そしてささまさむね。いやぁ旨いっすね！旨味主体に甘味もしっかりと感じさせフレッシュな酸味も相まっての甘旨ジューシーさ。廣戸川がスッキリしてるからかささまさむねの甘旨味が印象に残りますね。にいだしぜんしゅは生酛だけあって比べにくいですが、これはやはり酒好きな玄人向けですね。
２日目になると廣戸川は変わらずフレッシュな甘旨酸味が広がり昨日よりもバランス感が出てきた感じ。しぜんしゅはおぉ！昨日よりもフレッシュな酸味が際立ってきましたね。この変化は面白いっすね。余韻の苦渋複雑味もまたしっかりと出てきましたね～。最後はささまさむね。こちらは昨日よりもやや味わいがぼやけた印象。旨味が穏やかになってやや酸味が出てきた感じ。あぁ～でも２杯目以降になるとスッキリとしつつも、余韻にかけて爽やかな酸味を感じさせこちらもバランス感が出てきましたね。廣戸川の方が旨味を感じさせるバランス感ですね。しぜんしゅは余韻の生酛感がこれまた魅力的な印象を持たせてくれますね。
３日目休肝日
４日目は滓を絡めて頂きます。
まずは廣戸川、あ～旨いっすね。生酒の風味を残しつつまろやかな甘味と軽やかな苦酸味。続いてしぜんしゅ。うーん！旨味が深いっすね！深い旨味に爽やかな酸味。余韻のサッと抜けるような複雑味。最後はささまさむね。おっほぉ～。いやぁこの滑らかなバランスの一体感。甘旨酸味がややしっとりとした一体感を持たせてくれますね！廣戸川とささまさむねを比べるとやや廣戸川の方がスッキリとしてるかなぁ。旨味はややささまさむねの方がある感じ。そしてやはりしぜんしゅはこの生酛感が際立ちますね。
まぁ、魅力的な飲み比べでしたね。しぜんしゅはもちろん生酛造りで廣戸川とささまさむねとは一線は画すものですが、こうやって飲み比べると自分の好みや、好きな飲み頃のタイミングなんかもわかったりもしますね。廣戸川のにごりが好みな方だったらささまさむねのにごりもチャレンジしたら面白いんじゃないかなぁ。そして速穣にごりより生酛酒が好きな方はこのはつゆきは楽しめるんじゃないかなぁ。もしかしたらお燗もありなのかぁ。
どうもごちそうさまでした。