岐阜県 房島屋 純米雄町 無ろ過生原酒 ~洋食と食べ合わせてみたい一本~
みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域はやや肌寒い風が吹きつつも、新緑の時期を思わせるよな日の暖かさを感じさせてくれました。もう春も目の前にきている感じですかね。
さて、そんな春の息吹を感じさせる日曜の夜に頂いている一本はこちら
岐阜県 房島屋 純米雄町 無ろ過生原酒 です。房島屋はこのブログでは初登場ですね。こちらは初めて伺った酒屋さんで勧められた一本です。店主さんからは「余韻の酸味の出方が面白いですよ」とのこと。
房島屋はちょっと前から気になっていおり、タイミングが合えばいただきたいと思っていた一本。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと、香りはスッと白麹由来の爽やかさ。少しミルキーっぽさもあるような。口に含むと、ややトロリとした飲み口からフレッシュで微弱な酸味に滑らかなお米の旨味。余韻は複雑味のある苦辛酸味でややドライにキレていきます。これはいい食中酒ですね。飲む前はもう少し甘味が出るイメージをしていましたが、甘味はあまり感じさせずお米の旨味と余韻の苦辛酸味がキリッとして短めにスッとキレていきます。2~3杯飲み進めると、少し甘味も感じさせるように。やはり一杯目はやや開けたてだけあって硬さもあったのかな。あ~1杯目とは印象がガラリと変わりますね。まだ若干硬さを感じさせるも、香りは青みがかったバナナのよう。ややトロリとした口あたりからフレッシュで爽やかな酸味に滑らかで穏やかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくフィニッシュ。おーなんだろね、これ。普段からそこまでワインを飲んでいるわけではないのですが、どことなく白ワインのソーヴィニョン・ブランのようなイメージも。あぁでもやはり雄町らしい旨味がしっとりしんなりと感じさせ、含み香にはバナナのような芳醇さも。
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岐阜県 房島屋 <白麹シリーズ>純米雄町 無ろ過生原酒
原材料名 : 米(国産)・米麹(国産米)
原料米 : 麹米 あけぼの(使用割合22%) 掛米 雄町(使用割合78%)
精米歩合 : 70%
アルコール分 : 17度
”雄町のやわらかさと白麹特有の酸味をお楽しみください”
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房島屋いいですね。ややドライにまとまっている感じで流行の甘旨ジューシーな飲み心地とは一線を画す味わい。雄町の旨味もありつつのドライジューシーさ。ALC17度ながらも白麹の爽やかさもあってか単体でもスイスイと楽しめます。もしこの日本酒に何か合わせるのならば白身魚のムニエルやシーフードグラタン、クリームパスタなんかとは美味しくいただけそうですね。イタリアンやフレンチのお店でこんなお酒をお勧めしてきたらかなりマニアックな感じですが、やはり日本酒をメインで取り扱っている飲食店さんではなく、洋食をメインでやっている飲食店さんが、「こんな日本酒どうですか」なんて提供していたら面白いかなぁ、なんて思ったりもします。
どうもごちそうさまでした。
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