三重県而今純米吟醸山田錦無濾過生 2021BY ～飲み進めていくこの魅力感～

2022年7月9日

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では曇りがちながらも雲間から青空が見える時間帯もありました。

さて本日の一本はこちら

三重県「而今純米吟醸山田錦無濾過生 2021 」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。なかなか飲むタイミングが合わず、こんな時期まで延びてしまいました。而今の山田錦の生酒は２年前に飲んでいますね。

さて今年は一升瓶でリリースから４ヶ月ほど置いた一本。

では、さっそくいただきましょう。

香りは穏やかながらもややミネラリーにほんのりと甘爽やかな香り。口に含むとややトロリとした飲み口からやや濃蜜な甘旨味にフレッシュで微弱な酸味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにキレていきます。おぉ～旨味が乗ってきてますね～。ややり５ヶ月近く寝かせていたので、だいぶ乗っている感じ。余韻はちょい辛味も感じさせるキレのよさ。開栓初日１杯目どんな感じに変化していくかな。２～３杯飲み進めていくと、香りはやや葡萄のような爽やかさ。口に含むとトロリとした飲み口からフレッシュで若々しくクリアーな甘旨味から余韻にかけて心地よい微弱な酸味。若干生熟感が出てきた感じもあるけど、若々しさと旨味の乗りが絶妙なバランス感。

真鯛、中トロ、カンパチなどの新鮮なお刺身といただきます。

うーん、旨いっすね～。真鯛はちょっと而今の甘旨味に押される感じですが、中トロ、カンパチ、マグロの赤身は良く合いますね。

いやぁ開栓初日はとにかく甘旨。ここまでクリアーで綺麗な甘旨味を出してくるかといった印象。個人的にはもう少しガス感や酸味が感じられた方が好みなんで、もう少し早めに飲むべきだったのかなぁ。

２日目になると、香りは穏やかながらほんのりと葡萄や白桃っぽい爽やかさ。口に含むとトロスッキリとした飲み口から滑らかでクリアーにひょこっと甘旨味を出させるバランス感。あぁ～やはり而今山田いいですね。昨日はガス感や酸味を感じたいなんて思いましたが、この２日目のクリアーで透き通るような甘旨味は秀逸。今日は本鮪のぶつ切りと頂いていますが、いやぁ旨いっすね～。鮪の旨味と而今の甘旨味が口の中で柔らかく溶け合うかのよう。うーん、こりゃちょっと杯が進み過ぎちゃいますね。温度がちょっと上がるとクリアーな甘旨味からの苦酸味のキレ。お酒単体でも楽しめ食中酒としてもイケるバランスの良さ。焼鮭や鯛の塩焼きなんかと合わせてみたいかな。

３日目　休肝日

４日目になると、香りは爽やかな葡萄やラフランスのような甘爽やかさ。口に含むと、ややトロりとした飲み口からスッキリとクリアーかつ滑らかな甘旨味。余韻はスッキリとした甘苦酸味でスッとキレていきます。いやぁ～、乗ってきましたね!この而今山田錦の真骨頂とも言えるクリアーな甘旨味に爽やかながらも程よい苦酸味の余韻。クリアーで葡萄や白桃を思わせるような果実味が、心地よくナチュラルに口の中でほどけていきます。

５日目になると香りはスッキリとした青いメロンや葡萄のよう。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から柔らかくスッと膨らむ甘旨味にスッとキレていく鋭く爽やかな余韻の苦酸味。昨日よりもだいぶシュッと纏まってきた感じ。やや温度があがるとまろやかな甘旨味が膨らみ、爽やかな余韻と共に消え去っていきます。