長野県小布施ワイナリーリアサケナチュレル～滋味豊かなsake～

2024年4月14日

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では春を通り超してまるで初夏のような陽気でした。桜の花びらも葉桜に変わりつつあり春の終わりを感じさせてくれます。昨日気晴らしに山梨県の中央市にある小高い山に登ってきたのですが、中腹の桜はまだ綺麗に咲いていましたね。

さて、そんな春の終わりを感じさせてくれる週末に頂いている一本はこちら

「小布施ワイナリーリアサケナチュレル生酛」です。こちらは年１程度行く酒屋さんで購入してきました。リアサケナチュレルはおよそ５年前に頂いていますね。小布施ワイナリーの日本酒では去年、ヌメロシスのマグナムボトルを頂いています。

今回頂くリアサケナチュレルは１号２号３号４号５号６号酵母と自然界菌の金剛発酵によるもの。どんな味わいか楽しみですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとほんのり柑橘にややミルキーさの入り混じる爽やかさ。口に含むと繊細にて柔らかな口当たりからクリアーな甘旨味。余韻はすっと爽やかな苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ久々のリアサケナチュレル、旨いっすね。クリアーで柔和な旨味に柑橘系の爽やかな余韻。その柑橘っぽい爽やかさに隠れるかのようなミルキーさ。どことなく余韻にかけてのコクを感じさせる緻密な複雑味。入りから余韻まで楽しませてくれますね～。

アテはコショウ鯛と頂きます。

んん！！おぉ！？やや淡泊ながらも鮮度の良い旨味を感じさせるコショウ鯛にこのソガペを流し込むと…

「あぁ～、こりゃ旨いわ～」

何これ？？？やはり生酛の由来の旨味と趣味的な技法がなし得る味わいなのかな？ちょっと驚きな味わいのペアリングですね。

２日目になると香りは穏やかにうっすら葡萄やメロンのような爽やかさも。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかに密度感のある甘旨味。余韻は、やや複雑味を伴う苦辛酸味でやや長めにキレていきます。クリアーな面をみせつつも、しなやかさと密度感ある味わいが滋味深さを演出させてくれますね。またこの余韻に感じさせる複雑味のある辛さと爽やかさが入り混じるキレ感の良さがまたいいですね。この飲み飽きさせない深さと爽やかさ。