福島県 有馬酒造 生粋左馬 純米吟醸&純米酒 飲み比べ

みなさまこんばんは。蒸し暑い日が続いていますね。関東地方の梅雨明けはいつになるのやら。そして今週末は台風が接近するようで、気象庁もなかなか踏み出せない感じなのでしょうかね。

さて、今夜はこの2本

「福島県 有賀醸造 生粋左馬 純米吟醸&純米酒」 です。

生粋左馬は以前飲んだことがあるのですが、福島県内でも会津地方との日本酒とはまた違った印象を受ける日本酒のように感じていました。

有賀醸造は福島県白河市にあるのですが、先日は白河郡矢吹町にある「大木代吉本店 本醸造 楽器正宗 霞」を頂いたり、昨年は「寿々乃井酒造 ひやおろし」を頂いたりと、福島県中通り南部のお酒は会津地方の日本酒とはまた違った個性があり面白い印象です。

こんかい頂く有賀醸造の生粋左馬は某インパクト投資プラットフォームのファンド出資者特典によって頂いたものです。

今回はせっかく2本も頂いた良い機会なので純米吟醸と純米酒を飲み比べてみることにしました。

では、さっそくいただきましょう。

まずは、純米吟醸から

グラスを回すと仄かなお米の香り。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から、柔らかく軽快な甘旨味とコクが広がり、余韻に微弱な酸味でスッキリキレます。

2日目になると始めに酸味が舌先に感じられ、スッキリシャープな味わいに磨きがかかったような感じで、スイスイいけますね。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、お刺身のトロやカツオあたりの脂ののったお魚のお刺身かな。

続いて純米酒

こちらもグラスを回すと穏やかなお米の香り。口に含むとややトロリとした飲み口から濃醇な旨味とコク。余韻に微弱な苦みでスッキリキレます。お燗でも美味しくいただけそう。

2日目になると純吟同様落ち着いた味わいになりつつも、旨味が増している感じでいいですね。スッキリコク旨。余韻の苦みがあまり感じられなくなったかな。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、ベーコンやハモンセラーノなんかの生ハムあたりの少し脂の乗った肉感あるお肉かな…

 

と思ったのですが、

今回頂いたお手紙には

「純米吟醸は赤身のお肉などと、純米は白身のお魚などと一緒にお召しあがり下さい」とのことでした。

うーん、純吟が赤身のお肉で純米が白身魚かぁ(–;)難しいなぁ。まだまだ、日本酒のマリアージュについては舌を鍛えなくてはいけませんね。

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福島県 有賀醸造 純米酒

アルコール分 16度

原材料名 米(国産)米麹(国産米)

原料米 福島県産五百万石100%使用

精米歩合 60%

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福島県 有賀醸造 純米吟醸

アルコール分 16度

原材料名 米(国産)米麹(国産米)

原料米 福島県産五百万石100%使用

精米歩合 50%

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今回この二本を飲み比べてやはりシンプルに純吟の方が磨きが50%だけあってスッキリ感があり、純米酒の方が磨き60%らしく芳醇でふくよかな味わいかと感じました。

味わい的には他の銘柄の日本酒よりもスッキリシンプルでお手本のような日本酒ですかね。。悪く言えば個性が薄く無難な感じ、良く言えば見本のような優等生で万能な感じ。個人的な感想としてはもう少し酸味があった方が好みな感じでしょうかね。(生酒だとまた違うのでしょうかね)

どうもごちそう様でした。