三重県而今純米吟醸八反錦無濾過生 2019BY　～より味わいたい一本～

2020年3月18日

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。早いもので３月も後半に差し掛かってきましたね。本日、横浜や熊谷では桜の開花発表がありました。過去に２番目に早い記録だそうですね。春が近づき暖かくなると「新酒の開栓速度を速めなくては！」という、思いも出てくるのは私だけでしょうかね。

さて、そんな開栓速度を上げていく本日の一本はこちら

三重県「而今純米吟醸八反錦無濾過生原酒 2019BY」　です。

こちらはときどき行く酒屋さんでタイミング良く購入できた一本です。こちらは昨年も頂いている一本です。昨年飲んだ印象としては、而今の中では比較的穏やかな印象だったのですが、今期はどうでしょうかね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとパインや洋梨のような爽やかな香り。ほんの少しだけ白桃のようなニュアンスもあるかな。口に含むとややトロリとした飲み口からフレッシュで微弱な酸味が舌に感じられ、クリアーで透明感のある甘旨味がスッキリ爽やかに広がり、余韻に微弱な苦酸味と八反錦らしい複雑味を感じさせつつスッキリとキレていきます。八反錦の味わいをクリアーで立体感を持たせつつ、ミネラリーに爽やかさを演出し、余韻に八反錦らしい個性を出すような味わい。ややドライな印象だったのですが、少し飲み進めると甘さも主張してくるかな。

２日目になると、香りは穏やかに。極薄っら白桃のような甘い感じも。口に含むとトロッとした飲み口から広がりのある甘味がじんわり広がり、弱い苦酸味でスッとキレていきます。ちょこっと辛さが出るときもあるかな、酸味はあまり感じなくなった分、味わいは１日目よりも落ち着いた感じですね。そして２日目も余韻の八反錦の個性的な複雑味ある味わいが楽しめます。最後の方になると而今らしい甘旨味も感じられるようになります。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、お刺身の生カツオや赤サバなんてどうかな。