長野県川中島幻舞特別純米山田錦～穏やかジューシーに～

2021年5月26日

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。本日はおよそ３年ぶりとなる皆既日食のスーパームーンでしたが、残念ながら私の住む地域では雲に被われ見ることができませんでした。(昨日はお月様が綺麗に見れたんですけどね)

さて、そんなスーパームーンを拝めずに頂く本日の一本はこちら

川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生原酒です。こちらは今月長野県へ赴いた際に、購入してきた一本です。川中島幻舞は昨年の同じ時期に純米吟醸の雄町を頂いていますね。特別純米の山田錦は一昨年の４月に飲んでいますね。

川中島幻舞は私の住む地域ではなかなか飲む機会に恵まれない一本ですが、先日私が赴いた長野県内の酒屋さんでは、この特別純米山田錦は普通に販売されていましたね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとフワッと穏やかなリンゴやマスカットのような香り。口に含むとトロリとした飲み口から飲めらかに濃醇に奥行きのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛味でピリリとやや長めにキレていきます。一杯目はやや甘旨味が太く余韻はスッキリとキュッとまとめてくる感じ。２杯目～３杯目になると、香りは爽やかな果実味溢れるリンゴのように。口に含むとトロリとした飲み口から滑らかに密度のある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。だいぶ、バランスが整ってきた感じですね。滑らかにフラットに心地よい苦辛酸味の余韻が緩やかにやや、長めにキレていきます。いやぁ、余韻のキレの良さと爽やかさが秀逸ですね。爽やかさのあとに、軽くドライさを感じさせ、より食中酒としての魅力を感じさせます。スズキの活〆のお刺身と頂いているのですが、悪くないですね。

２日目になると、香りはリンゴを煮詰めたような甘い蜜のような香り。口に含むと、トロスッキリとした飲み口からまろやかさと滑らかさと爽やかさが一体となり、スッキリとした苦酸味で、やや長めにキレていきます。だいぶ味わいにバランスが出てきた感じですね。甘旨苦酸味のバランスを一つに纏めるかのように収斂していきます。最後の方になると角砂糖のような甘味も。