青森県 田酒 純米吟醸 山廃 ~シン・デンシュと飲み比べて~
みなさまこんばんは。9月も終わりに近づく木曜日いかがお過ごしだったでしょうか。早いもので明日で9月も終わりとなり、今年も残すところあと3ヶ月ほどとなってしまいましたね。
さて、そんな9月の終わりに頂いている一本がこちら
田酒 純米吟醸 山廃です。こちらはぼちぼち行く酒屋さんで購入してきました。田酒 純吟 山廃は2年程前に飲んでいますね。この田酒純吟山廃はどうもインパクトが無いのかあまり印象に残ってないんですよね。
さて、そんな印象薄い田酒純吟山廃。では、さっそくいただきましょう!
と思いきや、偶然にも?特別純米があったので飲み比べてみたいと思います。
今回飲み比べする田酒の特別純米は今年の6月に製造されたものなんですが、
なんでも今年度リリースされた田酒の特別純米は
「シン・デンシュ」となっているそうで
田酒 特別純米酒 日々進化を目指し、2021年9月の仕込みから新たに取組んだのは麹造り。 種麹の散布を全て麹室にて実施。 結果、蒸米一粒一粒に確実に種麹が付着。 良好な麹の完成。 今年の「田酒 特別純米酒」は 『シン・デンシュ』 今までもこれからも進化を続ける 『永遠の未完成』 発売中
https://twitter.com/UraShuzo/status/1559801636591398912
シン・デンシュ✨✨ : 【日直田酒】 – 西田酒造店blog – (exblog.jp)
こんな感じで田酒の特別純米は日々進化し続けているようですね。思い返せばこのブログでも4年程前に田酒の特別純米の火入れが2回から一回に変わった記事を書きましたね。今年度は麹造りを新たに取り組んだようです。
さて、そのシン・デンシュと純吟山廃。ではさっそくいただきましょう。
グラスを回すとほんのりとお米の蒸れた優しい甘爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした口当たりから柔らかな甘旨味に微弱な酸味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにキレていきます。純吟山廃らしい爽やかな酸味がいいですね。フレッシュにジューシーな酸味ではなく、繊細にきめ細やかな酸味。
一方特別純米の方は、ほんのりお米の香りに爽やかな青リンゴのような香り。口に含むとややトロリとした飲み口からやや硬さを感じさせる甘旨味。余韻はやや軽快にスッキリとした苦酸味でキレていきます。
あ~なんだろこりゃ面白いですね。山廃の方が旨味と余韻にやや乳酸チックな爽やかさを感じさせ、特別純米の方がやや辛味を感じさせますね。
やはり山廃はこの余韻にかけての繊細な酸味が溜まりませんね。本日のアテはいさきのお刺身と頂きます。
いやぁ~、イサキのやや淡泊ながらも程よい旨味を感じさせる味わいに、この田酒純吟山廃の爽やかな旨酸味がたまりませんね。軽くぬる燗あたりでも楽しみたくなりますね。
2日目になるとどちらも味わいまろやかになり余韻は山廃の方が爽やかな酸味を感じさせ特別純米の方がやや辛さが残る印象ですね。
本日は新鮮なクジラのお刺身と頂きます。
いやぁ旨いっすね~。フレッシュで肉々しいクジラの旨味と良く合いますね。特純と山廃で食べ比べてみると、山廃の酸味でキレる味わいよりも特純のやや辛さのあるキレの方が合う感じですかね。
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田酒 純米吟醸 山廃
アルコール分 : 16度
原材料名 : 米(国産) 米こうじ(国産米)
精米歩合 : 50%
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端的な味わいのイメージだとやはり山廃の方が酸味を感じさせ爽やかですね。どちらも田酒らしいお米の旨味を感じさせ、特にシンデンシュとなった特純の方は田酒らしいお米の旨味を残しつつスマートに纏めてきてるような味わい。
やはりこう飲み比べてみると味わいの違いがハッキリと感じられて面白いですね。(むしろシンデンシュと飲み比べるんだったら特純の山廃の方が良かったかな?)最近の新しい銘柄に押されて?某ランキングサイトではようやく50位以内にランクインしている田酒。もうちょっと評価が上がってもいいのかな、なんて思ったりもします。
どうもごちそうさまでした。
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