石川県 獅子吼 純米吟醸 瓶囲い一回火入れ ~コスパ魅力の食中酒~

みなさまこんばんは。2021年お盆になりましたね。気楽な帰省も悩ましいご時世ですが、いかがお過ごしでしょうか。天候も梅雨末期のような前線停滞で今後大雨による被害がないか心配です。

さて、そんな2021年お盆の始めに頂いている本日の一本はこちら

石川県 「獅子吼 純米吟醸 瓶囲い一回火入れ」です。こちらは先日頂いた大治郎と一緒に購入したお酒です。

獅子吼は小堀酒造の萬歳楽シリーズの限定流通で、能登杜氏の「家 修氏」が醸す一本で、このブログでは初めての登場ですね。ラベルを見た瞬間に「これ購入!」と即決致しました。

そんな即決した獅子吼。では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、巨峰やマスカットのような爽やかさ。口に含むとトロリとした飲み口からずっしりと凝縮された重みのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦味でややじんわりと長めにキレていきます。お!このギャップいいですね。スッと爽やかな立香からしっかりと重心のある甘旨味に余韻の軽快さ。爽やかにずっしりと軽やかに良いメリハリを感じさせます。2~3杯程飲み進めると、全体的にスッキリとバランスのとれた味わいに。細部にどことなくミネラル感もあり、余韻はよりシャープにややドライさも感じられます。うーんやはりこのメリハリはいいですね。

北海道産の「アイナメ」のお刺身といただいていますが、これまたいいですね。淡泊ながらも上品な旨味を感じさせるアイナメと滑らかに混じり合い旨味高まりスッとキレていく余韻の心地がまたたまりません。

2日目になるとスッキリとややアルコール感のある吟醸香。口に含むとトロリとした飲み口から、滑らかでフラット甘旨酸味。余韻はスッキリとした軽快な苦味でキレていきます。

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石川県 獅子吼 純米吟醸 瓶囲い一回火入れ

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 16度

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いやぁ、この食中酒としてのバランス感はいいですね。常温からぬる燗あたりでおでんや煮付けも良さそう。花冷えからお燗酒まで幅広く対応しつつの、純米吟醸スペックで税込み1100円という圧倒的なコストパフォーマンス。決して最近流行の酸味を感じさせるジューシーさはないものの、近くの酒屋さんにおいてあったら、普段飲みの常備酒として置いておきたい味わいの一本ですね。

どうもごちそうさまでした。