滋賀県 笑四季 竹島榮三郎 吟吹雪2019-20 火入 ~笑四季の世界観~

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では、台風の直撃はなかったものの終日雨降りの土曜日となってしまいました。お山にも行けずじまいだったので稜線縦走ならぬ地酒屋縦走をしてきました。

さて、本日の一本はこら

笑四季 竹島榮三郎 吟吹雪 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。久しぶりに笑四季を目にしたので購入してみました。笑四季は昨年の11月にセンセーションブラックおりがらみの生を頂いていますね。時々目にするとたまに飲んでみたくなる笑四季。今回は「竹島榮三郎」という一本。ラベルがとても鮮やかですね。これは美術作家の下平晃道氏の書き下ろしだそうです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとややパインチックなトロピカルな香りが軽やかに香ります。口に含むと、ややトロリとした飲み口からじわりと奥深く広がる独特な甘旨味。余韻は程よい苦酸味でややドライ感を引きつつスッキリとキレていきます。トロッとした艶やかな旨味。程よくすっきりと引き締まり感のあるボディ。濃醇テイストでトロピカルリッチ。先月飲んだよこやまのひやおろしを酸味を押さえつつ甘旨味を太くした感じかな。

2日目は所用で飲めず。

3日目になるとフワッとした優しいお米の香りにどことなくワインのピノノワールのような香りを思わせるような香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口から程よくまろやかにふくらむ甘旨味。余韻にウリや柑橘っぽさを感じさせつつスッキリとした苦酸味でキレていきます。いやぁ~、こりゃ面白い味わいですね。香りはウリやピノっぽさを感じさせつつも、飲み口はトロリとした、微弱なエキス感やコクも感じさせつつも、余韻にはスッキリとキレていく感じの中に爽やかに軽快な柑橘っぽいニュアンスも感じさせます。

もしもこの日本酒に何か食べ合わせるとしたら、ローストビーフやバジルとモッツァレラチーズのピッツァなんかはどうでしょうか。

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笑四季 竹島榮三郎 吟吹雪2019-20 火入

原料米 : 滋賀県産吟吹雪

精米歩合 : 50%

酵母 : 10号+自社No.19

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いやぁやはり笑四季は面白いですね。この日本酒を飲んでいるとラベルも相まってか他の日本酒とは全く違うベクトルの世界観を感じさせますね。旨い旨くないではなく、官能的に心赴くままにこの独特の世界観を楽しむ一本かな、と思いました。

どうもごちそうさまでした。